キャリアチェンジをしたいけれど、未経験から専門技術を習得し、仕事と家庭を両立できるか不安を感じていませんか?個人のスキルが重要視される今、確かな技術と実績を持つ職業訓練校が有力な選択肢です。
今回は、未経験者を対象としながら90%以上という高い就職率を誇る「大阪府立南大阪高等職業技術専門校(南大阪ぎせんこう)」訓練課長・関本 智典さんにインタビューしました。成功の秘密は、企業レベルの設備による実践的な訓練と、卒業後もキャリアを支える講師との強い絆にあります。特に、子育て世代の女性が活躍する訓練科目の魅力を含め、未経験者が専門職へ進む具体的な道筋を紐解きます。
未経験の挑戦を歓迎。女性のキャリアと仕事のバランスも応援する訓練科目とは

訓練校の成功の土台は、未経験者も安心して学べる段階的なカリキュラムにあります。特に注目されるのが、日本で唯一の「化学ビジネス科」です。実際の受講の流れや、受講生が目指すキャリアについて伺いました。
具体的には、器具や部品の名称から学び始め、それらがどのように使用されるのかといった知識を、実務経験豊富な指導員から教わることができます。また、ある程度習熟してくれば、作業の「勘所」といった部分も指導します。
訓練の後半になると、機器分析のように一人で行うものもありますが、グループで一つの課題に向き合うものもあります。これは、実際の会社での作業をイメージした総合的な実習です。最近では技能の伝承が問題になっていますが、私どもの訓練校は実習が多いため、そうした技術もしっかり学ぶことができると考えています。
就職後もすぐ活躍できる!基礎知識から応用へ導く「企業レベルの実践的訓練」

訓練生が卒業後すぐに現場で活躍できるのは、座学と実習を組み合わせた独自の学習構成のおかげです。その訓練の質を支えるのが、「企業レベル」にこだわった設備環境です。具体的にどのような機械が導入され、実践力を養っているのかを伺いました。
卒業後も頼れる存在に:転職後の悩みまで相談できる講師との「強い絆」

訓練を通じて専門技術を身につけた修了生は、多くの感謝の言葉を講師に伝えます。南大阪高等職業技術専門校では、修了生が卒業後も頻繁に学校を訪れるという、特別な「絆」があるといいます。
就職率90%以上を維持する秘訣:企業からの高い評価と万全な就職サポート体制

未経験者を対象としながら、90%以上という驚異的な就職率を維持できるのはなぜでしょうか。その秘訣は、修了生が現場で活躍することで築かれる「企業からの信頼」にありました。
採用してくださる企業様も、当校で学んだ知識を持って入社してくれる点を評価してくださっています。それが高い就職率に繋がっている面もあります。
このように、一人ひとりが個別の事情に合わせて時間をかけて準備できる体制が、高い就職実績に繋がっているのではないかと思います。
迷っている方へ:職員と直接話せる「見学会」参加のススメ

専門技術の習得に興味があっても、「本当に自分にできるのか」と迷っている方は多いでしょう。南大阪高等職業技術専門校の訓練は、公共職業訓練施設ならではの手頃な価格で、企業レベルの設備を使うことができます。この貴重なチャンスを掴むためにも、まずは見学会への参加を検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、ご自身の専門技術に対する努力は必要になりますが、時代に沿った勉強ができます。例えばパソコンであれば、最近話題のAIやクラウドといった技術も取り込んでいます。
費用面では、空調設備科(6ヶ月訓練)は授業料が無料です。その他の1年制以上の訓練科目については基本的に授業料が必要ですが、年額11万8,800円と、府立高校と同じ金額に設定されています。
この料金で、企業レベルの設備を使った訓練を受けられるのは、公共職業訓練施設ならではの強みだと考えています。
定期的に見学会を開催しておりますので、まずは「どんなところかな」という気軽な気持ちで見に来ていただき、訓練生が勉強している様子をご覧いただけたらと思います。その際には職員とも色々お話しいただけますので、どのような働き先があるのかといった具体的なご相談も可能です。職員一同、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
転職ガイド運営チーム後記
今回のインタビューを通じて、南大阪高等職業技術専門校は、知識ゼロの未経験者が卒業後も頼れる講師との絆を携え、専門的なキャリアを築ける場所であると明らかになりました。企業と同レベルの設備を使った実践的な訓練は、高い就職率に結びついています。特に、女性の入校率が高い化学ビジネス科では、残業が比較的少ない企業への就職事例が多く、子育て世代の女性も含めた多様な人々が新しい技術を身につけ、望むキャリアを実現しています。まずは見学会に参加し、実践的な学びの環境をご自身で確かめてみてください。
大阪府立南大阪高等職業技術専門校の詳細
要項
| 対応職種 | 自動車整備・電気設備保守管理・プログラマ・ネットワークエンジニア・化学分析・空調設備工事 など |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府和泉市 |
| 定員 | 自動車総合技術科:30名 電気主任技術科:30名 情報通信科:30名 Webプログラミング科:30名 化学ビジネス科:20名 空調設備科:20名(年間40名) |
| 訓練期間 | 自動車総合技術科:2年 電気主任技術科:2年 情報通信科:1年 Webプログラミング科:1年 化学ビジネス科:1年 空調設備科:6か月 |
| 訓練時間帯 | 9時15分から16時30分 |
| 受講形式 | 通校 |
| 開講頻度・募集時期 | 4月開講(全科目) 募集時期:11月~3月 10月開講(空調設備科のみ) 募集時期:7月~9月 |
| 受講費用 | 授業料:118,800円(年額)(空調設備科は除く)。 その他に教科書、作業服、工具等の購入代金が必要(下記参照) 自動車総合技術科:150,000円程度(2年間の合計) 電気主任技術科:90,000円程度(2年間の合計) 情報通信科:30,000円程度 Webプログラミング科:30,000円程度 化学ビジネス科:30,000円程度 空調設備科:42,000円程度 |
| 受講生に対する支援 | ・授業料は一定の条件を満たした場合、全額もしくは一部の免除が適用される場合あり。 ・訓練期間が1年以上の科目の通校費については、交通機関の学割が適用される場合あり。 ・ハローワーク所長の受講指示を受けている方は、雇用保険が延長して給付されるなどの援護措置が適用される場合あり。 ・ハローワーク所長の支援指示を受けている方は、職業訓練受講給付金や求職者支援資金融資を受けることができる場合あり。 ・ひとり親家庭の親の方で援護措置が適用されない場合、母子・父子寡婦福祉資金の貸付制度を利用できる場合あり。 |
カリキュラム詳細
訓練カリキュラムの概要
【自動車総合技術科】
安全で環境にやさしく快適な車社会を確保するため、自動車整備士の役割は高まっています。本科は、二級自動車整備士(総合)の資格取得をめざします。あわせて板金塗装等の車体整備に関する訓練を実施することで自動車の総合的な知識や技術を学びます。
【電気主任技術科】
電気設備の工事・保守に従事するためには有資格者でないと従事できないと定められています。本科では、電気設備の保守管理や電気設備工事の主任技術者として活躍できるよう、第三種電気主任技術者資格を取得するための知識を学びます。
【Webプログラミング科】
Web技術はインターネットだけでなく、ビジネスや生活、エンタメなど現代社会のあらゆる場面で不可欠な、未来を創造する技術です。本科では、ITの基礎からWeb開発に至るまでを習得し、最終的に個人・グループでのWebサイト制作を実践的に学びます。またAndroidの開発技術や、生成AIによるプログラム支援についても学びます。
【情報通信科】
幅広く通信インフラ業界で活躍できるエンジニアを目標に、通信機器であるルーターやスイッチ、通信サービスを提供するためのサーバ、クラウドコンピューティングなどに加え、電気や通信施工といったネットワーク技術について学びます。
【化学ビジネス科】
食品や化粧品など生活に馴染みのある多くの物に化学分野が関わっています。それらの専門的な知識や機器の取扱いを学ぶとともに、PCスキル、ビジネスマナーなど就業に必要な知識や技術を学びます。
【空調設備科】
本科ではビルや工場に設置する大規模な業務用空調機器・冷凍設備の機種選定、施工、保守管理、修理等に関する知識と実践的な技能やCAD操作を学ぶとともに、関連資格を取得するための知識を学びます。
提供しているコース・訓練内容
- 自動車総合技術科
- 電気主任技術科
- Webプログラミング科
- 情報通信科
- 化学ビジネス科
- 空調設備科
使用する教材・機材
市販の教材をはじめ、オリジナルテキストを活用。実習においては仕事で実際に使用する機器類を使用する。
取得可能な資格
- 自動車総合技術科:
電気自動車等の整備業務における特別教育、二級自動車整備士(総合)実技試験免除、危険物取扱者乙種第4類 - 電気主任技術科:
高圧・特別高圧電気取扱業務特別教育(充電電路の操作の業務のみ)、低圧電気取扱業務特別教育(開閉器の操作の業務のみ)、第三種電気主任技術者、第二種電気工事士、第一種電気工事士(実務経験要)、消防設備士甲種第4類 - Webプログラミング科:
基本情報技術者、ITパスポート - 情報通信科:
CCNA、AWS Cloud Practitioner、基本情報技術者、工事担任者(第一級デジタル通信)、第二種電気工事士、第一級陸上特殊無線技士 - 化学ビジネス科:
危険物取扱者乙種第1・3・4・5類、日本語ワープロ検定試験、情報処理技能検定試験、ビジネス実務マナー検定(2級) - 空調設備科:
ガス溶接技能講習、アーク溶接特別教育、第二種電気工事士、第三種冷凍機械責任者
実習の有無
企業実習・インターンシップなし。
訓練施設の設備
各科のPC機器類をはじめ、実践的な内容を実施できる訓練用機器・設備が充実している。
他の訓練校と比較した強み
公共職業訓練施設において
全国で唯一、電験三種が取得できる科目がある(電気主任技術科)
全国で唯一、化学分析を学ぶことができる科目がある(化学ビジネス科)
近畿で唯一、冷凍・空調を学ぶことができる科目がある(空調設備科)
すべての科目において高い就職率を誇り、多数の求人企業やハローワークと連携をとった就職支援を行うことができる強みがある。
教育方針・カリキュラム作成の方針
当校は職能能力開発促進法に基づき大阪府が設置している職業能力開発施設で、未経験から身につくよう基礎から実践まで段階的に学ぶことができ、専門家による就職支援、業界が求める資格取得支援、仕事に必要なコミュニケーション力の習得など、訓練生個人のスキルを向上をめざす。
PRポイント
- 現場に即した訓練設備を整備し、主に未経験の方を対象に基礎から訓練を行います。
- 無料職業紹介権を取得しており、企業から直接求人を受理し、訓練生に紹介することができます。
- 就職支援員が応募書類の作成支援等を行います。
受講を検討している人へのメッセージ
技術・技能の仕事は長く現役として働くことができます。今までのキャリアも活かして転職するにも、未経験から新たな分野で就職するにも、公共である南大阪ぎせんこうを活用するのが安全・安心です。
見学会を月に1回程度で実施しております。施設の雰囲気を感じる事ができますので、お気軽にご参加ください。
その他特記事項
一定の要件を満たせばマイカー・バイクでの通行も可能。
実績
| 過去の受講生の属性 | 離転職の方(約9割を占め、20~40代の方が多い)や新高卒の方等、幅広い年齢の方が受講。 令和7年度4月入校生の平均年齢:36歳 |
|---|---|
| 企業との連携の有無 | 無料職業紹介権を取得しており、企業から直接求人を受理し、生徒に紹介することが可能。 また校内で企業説明会も開催。 |
| 連携している企業・業界 | 大阪労働局及び府内ハローワークをはじめ、科目に関連する企業や組合などと連携。 |
| 求職者支援の有無 | 就職支援の専任スタッフが、求人票の見方、履歴書等の応募書類の書き方、面接の受け方など具体的な就職活動の”いろは”について、親身に支援を行う。 |
| 受講後の進路 | 【就職率】 令和6年度:97.5% 令和5年度:93.9% 令和4年度:91.7% |
| 就職・転職成功事例 | 訓練生のほとんどが業界未経験で入校するが、訓練を受講していき関連資格を取得し、正社員として就職している。 |
キャンパス
| 所在地 | 〒594-1144 大阪府和泉市テクノステージ2-3-5 |
|---|---|
| 設立年 | 2006年 |
| 電話番号 | 0725-53-3005 |
| メールアドレス | mailto:minamiosakagisen@sbox.pref.osaka.lg.jp |
| 学校HP | https://www.pref.osaka.lg.jp/o110150/tc-miosaka/top-page/index.html |

