「花なんて趣味で、公民館でやってるんじゃないの、みたいな感じがありましたね」。15年前、花の職業訓練が認可されるまでに半年かかったという話に、この仕事が置かれてきた立場が表れていると感じました。
エイムフローラルデザインスクールは、千葉県松戸市で30年にわたりプロのフローリストを養成してきた学校です。職業訓練が民間委託になった当初から花の訓練科を立ち上げ、いまも全国で数少ない花の職業訓練校として15年続いています。今回は取締役の喜舎場さんに、造花を使わず全て生花で行う実技、他校にはない「水揚げ」の授業、NFD3級の受験対策、店舗・ウェディング・葬儀へと広がる就職まで伺いました。
取材を通じて印象的だったのは、「花屋さんの技術職っていうのがあんまり皆さん分かってないみたいなんで、その辺を本当は広めていきたい」という言葉。花を扱う仕事の奥行きを、5ヶ月で手渡そうとしている学校の姿が見えた取材でした。
「花の職業訓練なんて」と言われた15年前〜認可まで半年かけた全国初の挑戦
本日はよろしくお願いいたします。まず、エイムフローラルデザインスクールさまが設立された背景と目的、そして学校として大切にされている方針について伺えればと思っております。
設立は職業訓練がきっかけではなくて、もう30年ぐらい前からやっておりまして。
14、5年前に職業訓練が民間委託になった時に、私どもの学校が千葉県にあるので、今、俗に言う高齢者障害者求職者支援機構の千葉支部ですね、そこから説明会の声がかかってきたんです。
スクールとしての歴史が先にあって、そこに職業訓練の話が入ってきたということですね。説明会に足を運ばれたときには、すでに手を挙げようというお気持ちがあったのでしょうか。
うちのスクールは、その前から趣味のスクールというよりは、花のプロを養成する学校としてメインで活動してきたんですね。
ですので職業訓練というのは、今まで私が目指してきたものと合致していたので、やりたいということで手を上げたんですけれども。
プロを育てるという既存の方針と、職業訓練の目的が重なっていたわけですね。そうしますと、話はスムーズに進んだのではないかと思うのですが、実際はいかがだったのでしょうか。
その当時は、花の職業訓練なんて、みたいな感じでですね。やっぱりパソコンとか介護とか、そういうものしか向こうの方たちには頭がなかったんですね。
ですけど、趣味の習い事とプロの花の仕事っていうのは全く違いますので、その辺をデータ化して、半年ぐらい説明しに行って、やっと認可が降りたっていう形なんですよ。
趣味の習い事とプロの仕事は違う〜半年かけて示した専門性
半年ほど時間をかけて動かれたということですが、逆に言えばそこまでしないと、職業訓練を担当される方に花の専門教育の必要性が伝わらなかったということなのでしょうか。
そうですね。特に男性の方がそういうところにいらっしゃって、男性って花に対して全然何も分からないじゃないですか。
15年も前なので細かくは覚えていませんけれども、もうとにかく、花なんて趣味で、公民館でやってるんじゃないの、みたいな感じがありましたね、その当時。
確かに、花というと習い事のイメージを持たれる方は多いかもしれませんね。その認識に対して、具体的にはどのような形で違いを説明されていったのでしょうか。
やっぱりホテルでやるウェディングとか、その会場装飾とか、そういうのはもうプロの仕事なんですよ、というところですね。
あとは花束を作ったり、アレンジを作ったりするのも、お金をいただいて作るものは趣味のレベルとは違うんですよ、ということをすごく説明していったんですね。
お金をいただく仕事としての基準を、一つひとつ言葉にして伝えていかれたのですね。その結果として、花の職業訓練校というのは現在どれくらいあるものなのでしょうか。
今、全国でこの職業訓練で花の学校って、私が知ってる限りでは3校ぐらいしかないと思うんですけれども、当所がまず一番最初からやってるんですね。
ですので、15年ぐらいはもう職業訓練校として動いてます。
未経験だと戦力になるまで1年〜花業界が「経験者」を求める理由
事前にお花業界について少しリサーチさせていただいたのですが、やはり非常に専門的な技術職という印象を受けました。同時に人手不足という話も出てきたのですが、その点はいかがでしょうか。
それはやっぱり、今も昔も足りてないっていうのは共通なんです。
当所も職業訓練校以外に4店舗、花屋のショップを経営してるんですね。辞めた方が出て次の方を採るときでも、もう何も知らない方を採用しても、仕事ができるまでに1年ぐらいかかるんですよ。
戦力になるまで1年というのは、想像していたよりもずいぶん長い期間ですね。その1年の間には、どのようなことを覚えていく必要があるのでしょうか。
花って、花束を作ったりアレンジを作ったりするだけが仕事じゃなくて、市場から入ってきた花を売れる状態になるまで、イキイキと蘇らせる水揚げ作業というのがあるんですね。
もうまず花の箱の持ち方から、花の仕分けの仕方から、水の上げ方から、それを1から教えていかなくちゃいけないというところがあって。皆さんが考えるよりも、もっともっと専門職なんですよ。
花を仕入れてから店頭に並ぶまでに、それだけの工程があるとは知りませんでした。そうしますと、採用の場面では経験者が求められることが多くなるのでしょうか。
どこの花屋さんも、花業界もそうなんですけど、基本的には経験者が欲しいんですね。
ですけど経験者っていうのは、どこのお店にしてもどこの会社にしても、全部に行き渡ることはないわけですよね。そうするとやっぱり、この職業訓練校で何かしら、ゼロベースよりも2から3ぐらいまで分かってる方だったら、仕事に入ってもすぐにいろんなことが分かる、覚えることができるっていうことが強みだと思います。
ゼロと5の差〜修了生の理解度と伸び率
実際に御社の店舗でも、全くの未経験の方と訓練校の修了生の両方を採用されているかと思います。同じスタートから教えていったときに、違いは出てくるものなのでしょうか。
花のプロって本当に、もう何十年選手っていっぱいいるわけですよ。うちも、どうしても足らない時に年齢の若い方を育てるつもりで、全く未経験の方を採ったとしますよね。で、職業訓練校の卒業生を採ったとしますよね。
同じレベルから、同じスタートから始めて、花束を教えたり、アレンジを教えたりした時に、理解度が訓練生を5とすると、未経験の方は0なんですよね。そこからの伸び率も、基本が分かっている訓練生はやっぱり覚えが全然違うんです。早いんですね。
スタート地点の差だけでなく、その後の伸び方にも差が出るというのは興味深いですね。5ヶ月という期間で、どのレベルまで到達することを目指していらっしゃるのでしょうか。
当校では、その最低限プロとしてやっていけるレベルまで、受講生を育成しているっていうことなんですね。
バケツの水は30センチ〜知られざる「水揚げ」の技術
先ほどから何度か水揚げというお話が出ていますが、恥ずかしながら私は全く知らない言葉でした。具体的にはどのような技術なのか、教えていただけますでしょうか。
例えば40センチぐらいの長いバケツ、花バケツって言うんですけど、そこに普通10センチぐらい入れてもいいんじゃないかと思うと思うんですよ。でも、それじゃ全然水揚がらないんですね。30センチぐらい入れないと、最初の水揚げってできないんですよ。
10センチで十分だと思っていました。30センチというのはかなりの深さですが、それだけの水が必要になるのには理由があるのでしょうか。
市場から入ってきたものを、まず下を切って新鮮な切り口にしますよね。そこから水が上がるのって、深水の水圧で上がるんですよ。
だから10センチとか15センチじゃ上がらないんですね。一周上がってもすぐに水落ちしちゃうんです。
水圧という理屈があってこその作業なのですね。こうした知識は、ほとんどの方が知らないまま花を買っているのだろうと思います。
そういう花屋さんって、本当に特殊な技術の集団なんですよ。本当に手職の仕事なんですね。
造花は一切使わない〜全て生花で行う実技が生む力加減と判断力

ここからはカリキュラムについて伺いたいと思います。特にこういうところにこだわって教えている、他のお花の学校との違いはここだ、といった点があれば教えてください。
職業訓練校って、まず3割ぐらいは学科が必要なんですね。約7割が実技に入るんですけども、学科の中でも、アレンジメントや花束を作るのに、ちゃんとした構成理論があるんですよ。
その理論が分かってないと、最初は作れても上級にはなれないんです。なので、うちはその構成理論をきちんと最初にお勉強していただきます。
感覚で活けるものかと思っていましたが、理論が先にあるのですね。その後に入る実技では、どのような花材を使って授業をされているのでしょうか。
この職業訓練って、ご存知の通り1人いくらという形で学校の方に収入がありますよね。教育費としてです。でも、花代っていうのは出ないわけなんですね。生徒さんからも花代はいただいてはいけないので、いただいてないんです。
ですので、造花を使っている学校もあるんですよ。一部だけ生花を使って、あとは造花を使っている学校もあるんですね。ですけど、うちはもう基本的には全部生花を使ってお勉強していただいてるんです。
全ての学校が生花を使っているものだとばかり思っていました。生花にこだわられるのは、やはり学びの質に関わってくるということなのでしょうか。
生花は1本1本生きているものなので、枝分かれとか花付きとか、あとはまっすぐに見えても多少曲がっている茎があるんですね。
その辺をどうやってまっすぐ立てるかとか、右に立てられないものは左に立てるとか、そういうのがあるんですよ。何でも挿せば作れるもんじゃないんですね。生花じゃないとそれが分からない、っていうところなんです。
直営4店舗があるから生花で学べる〜仕入れが支える授業
花代が出ない中で全て生花を使うとなると、コストの面がかなり大きいのではないかと思います。それを実現できている理由はどこにあるのでしょうか。
うちが店舗を持っているからなんですよ。店舗を持っていないと、花の仕入れは高い花しか仕入れられないんですね。
ですけど、うちは店舗を持っているので、競りである程度値段を抑えて買っていけるので。生花を使えているっていうことは、大きなメリットっていうか、うちの売りだと思うんですね。
店舗経営があるからこそ授業が成り立っているというのは、他にはない構造ですね。造花を使った場合、学びにはどのような差が出てしまうのでしょうか。
造花だと水の上がり方も分からないですし、そもそも水を吸わないので、なんだか遊びみたいな感じになってしまいますよね。
それに造花って、中に針金が入ってるんですよ。なので曲がってるのが気に入らなければ、くいっくいっとやれば右でも左でもいくわけですよね。でも生花ってそんなことしたら折れちゃうんですよ。
折れてしまう素材だからこそ、扱い方を体で覚える必要があるということですね。生花ならではの難しさは、他にもあるのでしょうか。
やっぱり生花の曲がりとかを見て、感じて、挿すところを決めていくっていうところが全然違うんですよね。
力加減もあるんですよ。造花だとどんなに握っても折れないけど、生花だと折れちゃったりもするんですよね。だからやっぱり、これは生花でやるべき授業なんです。私はそう思ってるんですね。
幾何学形態10パターンとスパイラル〜基本を徹底して教える理由
実技の授業では、特にどのようなことを意識して教えていらっしゃるのでしょうか。工夫されている点などがあれば伺いたいです。
基本的な形っていうのがあるんですよね。幾何学形態って言うんですけど、三角だったり丸だったりしていくわけですよ。今の流行りはそれを崩しているのがプロの仕事なんですけど。
その基本の形が分かんなければ崩せないんですよね。崩して作ったのと、崩れちゃったのとの違いっていうのが大きいですよね。なので、基本的なことをすごくしっかりとうちの学校で教えてます。
崩して作ったものと崩れてしまったものは違う、というのは印象的な言葉ですね。その基本の形というのは、どれくらいのパターンがあるものなのでしょうか。
10パターンぐらいはあると思いますけどね。5か月で、はっきり言ってプロまでのものは絶対にできないので、もう基本をしっかり教えてます。
10パターンというのは思っていたよりも多いですね。花束についても同じように、基本となる型があるのでしょうか。
花束って、花をぎゅっと持ったから花束にはならないんですね。あれは上からこう膨らんでますよね。ということは、お花屋さんで持って作ってるのは想像できますよね。
その持ってるところを起点として、スパイラルって言って、こう斜めに組んでいくんですよ、花って。そうするとそこが起点となって、下の足も斜めに巻いていく。で、上も開いていく。この作りが基本なんですよ。
このスパイラルができないと、どんな花束も綺麗に作れない。なので、このスパイラルを徹底的に教えたりしてます。
仕入れは花屋の命〜学科で学ぶ流通とマーケティング
花を扱うにあたっては、産地や旬といった基礎知識も必要になるのかと思います。そういったところも受講生の方に教えていらっしゃるのでしょうか。
それは学科で教えてます。学科の授業で、販売と流通とかマーケティングという科目もあるので、そういうところで教えてます。
花の知識がないと、そもそも仕入れができないということですものね。仕入れというのは、花屋さんにとってどれくらい重みのある仕事なのでしょうか。
仕入れっていうのは花屋の、もう根本的な大事なところなんですよ。
ですのでどこの花屋さんでも、大きな会社でも、よほどのプロじゃないと仕入れはできないと思いますよ。
確かに、お店ごとに置いてある花の雰囲気が違うのは感じます。それはやはり、どういう花を仕入れるかという部分に表れてくるのでしょうか。
それぞれの花屋さんってイメージがあるじゃないですか。店作りとか。それって一番何が関わってくるかって言ったら、花の仕入れなんですよ。
花の仕入れによって、そこのお店の色が出るんです。だからすごく大切なことなので、うちも誰にも任せないです。
高校卒業から70歳まで〜受講生の顔ぶれと、いま増えているシニア層

実際に通われている受講生の方についても伺いたいのですが、男女比や年齢層といったところは、どのような構成になっているのでしょうか。
男女比はもう絶対的に女性が多くて。ただ、全体的に見たら3割ぐらいは花業界に男性がいると思うんですよ。
トップフローリストって、皆さん男性なんですよ。全日本のチャンピオンとか世界チャンピオンとか、そういう大会もあるんですけど、もうほぼ、そういうところもみんな男性なんです。
それは意外でした。トップの方に男性が多いというのは、やはり力仕事の要素があるからということなのでしょうか。
力仕事もあるけど、やっぱりシェフも男性が多いでしょう。だけど家庭ではご飯を作るのは女性じゃないですか。それと似てるのかなと思ってて。
やっぱり本当のプロってなると、男性が多いんですよ。私は男性を育てていきたいんですけど、やっぱり世間のイメージだと、お花屋さんは女性ですよね。だから、なかなか来てくれないんですね。
業界のイメージが、実際の職業の姿と少しずれてしまっているのですね。年齢層についてはいかがでしょうか。20代、30代といった若年層の方が中心なのでしょうか。
高校を卒業したばかりの子から70歳ぐらいまでいます。
でも現在は、50過ぎの方が4割くらいかなと思います。
就職率は千葉県でもダントツ〜店舗・ウェディング・葬儀の3分野へ均等に

続いて、受講生の方が修了後に安心して就職できるための支援について伺いたいです。就職支援や資格の面で、特に力を入れていらっしゃるところを教えてください。
もうそれも全般的に力を入れてまして、就職させるのが何よりもというところですね。
本当に就職率が、千葉県の訓練校の中でもダントツ高いらしいんですね。
県内でもダントツというのは、15年の積み重ねがあってこその数字なのだろうと思います。求人はどのような形で集まってくるのでしょうか。
15年やってますので、いろんな花業界のところに訓練生が就職してますので、求人サイトで募集しているところ以外にも、先生のところで今欠員が出てしまったので誰かいませんか、という声が年に何回も来るんですね。
そういうのも生徒にインフォメーションしてます。
卒業生の方が業界の各所にいらっしゃるからこそ、直接お話が来るのですね。就職先を考えるにあたっては、どのようなアドバイスをされているのでしょうか。
花屋さんって、店舗、ウェディング関係、葬儀関係と、大きく分けて3つあるんですけど、それぞれの特徴も授業の間に色々とお話しして。
自分のライフワークバランスと就職っていうのを、どういうところが一番自分に合ってるのかを考えてもらいながら、就職活動をしてもらってます。
3つの分野それぞれで働き方も変わってきそうですね。直近では、どういった業界に就職される方が多いのでしょうか。
今お話ししたウェディング、葬儀関係、店舗関係、だいたいもう同じぐらいの均等でいきますね。3割、3割、3割ぐらい、そんな感じですよね。
面接では「これから育てる」前提〜花業界の就職試験のリアル
お花業界の就職試験というのは、どのような形で行われるものなのでしょうか。実技のようなものがあるのか、想像がつかないところです。
就職試験といえば面接ですかね。要は卒業生、訓練生ってまだ本当にひよっこですよね。
だから、もっとプロっていうか10年とか5年とかやってましたっていう人が転職した時は、ちょっとこれ作ってみて、とかあると思うんですよ。
経験者の方であれば、面接の場で実際に作品を作ることもあるのですね。修了生の方の場合は、どういった点を見られていると感じますか。
うちの卒業生には、それを求めてないんですね。これから育てるぐらいの気持ちで見てもらってるので。
面接で協調性があるかとか、どういう気持ちで花を目指してるのかとか、そういうところを聞いてるんだと思います。
NFD公認校としての資格取得〜実費なら15〜20万円の3級を花代無料で
お花関係の場合、どういった資格があるのでしょうか。受講生の方が在学中に取得を目指せるものがあれば教えてください。
日本フラワーデザイナー協会という、今、日本で一番古い協会があるんですよね。2017年に50周年で、その時のパーティーで秋篠宮ご夫妻もいらっしゃったというような、ちゃんとした団体です。これは俗にNFDって言うんですよ。
このNFDを業界で知らない人はほとんどいないので。うちはその公認校なんですね。
業界で広く知られた協会の公認校でいらっしゃるのですね。受講生の方は、どれくらいの割合で検定試験を受けられるのでしょうか。
クラスの9割ぐらいは、日本フラワーデザイナー協会の検定試験、フラワーデザイナー3級っていうんですけど、それを受けてます。
それも、しっかり受験対策をして受けてるんですね。
9割の方が受験されるというのは高い数字ですね。もし訓練ではなく実費で同じ資格を目指す場合、どれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。
うちの実費のスクールもあるんですけど、実費のスクールで3級を受けると15万以上かかるんですよ。花代もかかりますので、15万から20万ぐらいかかっちゃうんですけど。
訓練生だと、試験前1か月間はもうしっかりと、お花代無料の学校なので、しっかりとそこで勉強して受験してもらうので、めちゃくちゃお得だと思います。
100%が「役に立った」と答える水揚げの授業〜修了生が語る現場と、伝えたいこと
修了生の方から寄せられるご意見やご感想、印象に残っているエピソードなどがあれば伺いたいなと思っております。
卒業しちゃうと、私も一応校長なので、担任の先生とは時々連絡する人もいるんですけれども、私と直接コンタクトする人は、よっぽど卒業した後に2級とか1級を受けたいっていう人とか、国家試験を受けたいっていう人ですね。
ただ、訓練生の100%が、授業で何が役に立ったかっていうと、水揚げの授業なんですよ。本当に役に立ったって、みんな言います。
100%の方が同じ授業を挙げられるというのは、それだけ現場に直結しているということですね。水揚げの授業は、他の学校でも行われているものなのでしょうか。
この水揚げの授業をやってるのって、他の学校はやってないと思います。それは花を仕入れられないからですね。
仕入れができるかどうかが、そのまま授業の内容に直結しているのですね。受講される方は最初、花のことをほとんどご存知ない状態から始まるかと思いますが、5か月後にはどのくらいまでできるようになるのでしょうか。
5か月経った頃には、それなりに花束を作れるようになっています。それなりですけど、でもスパイラルで組めるようになってます。
私自身も思いますよ。始めてすぐの花束のクラスってめちゃくちゃなんです。それが本当に5か月経つとこんなに上手になるんだって、なんだか自分でも嬉しいです。
理論が全く分からない状態から始まって、5か月でスパイラルが組めるようになるというのはすごいことですね。それもやはり、生花を使った授業だからこそということでしょうか。
そうですね。生じゃないと伝わらない、分からない部分が絶対にあるので。
卒業生が教壇に立つ「職業人講演」〜パレスホテルの装花を手がける現場から
現場に出られた卒業生の方から、うれしいお話が上がってくることもあるのでしょうか。学校とのつながりが続いているケースもあるのかと思います。
やっぱり何年も頑張ってやってると、店長に上がったりとか、チーフに上がったりとかして、上の立場になっていく人がいるんですね。
そういう人には、学校に職業人講演っていう授業があるんですけど、そこに来ていただいて、みんなの前で学校に入った頃から就職した後のことまで話していただくっていう授業があります。頑張ってる人に来ていただいてます。
在校生にとっては、自分の少し先の姿を具体的に知ることができる貴重な機会ですね。直近ではどのような方が来られたのでしょうか。
ついこないだ、先週なんですけど、パレスホテルの装飾をやっているマサ&アーティストという会社があるんですけど、そこにうちの訓練生も就職してて。副社長と一緒に学校に来てくれたんです。
副社長が花束のデモンストレーションをしてくれて、彼女がお話ししてくれてっていうことがありました。各クラス1回ずつ、その授業があるんですね。
会社の副社長の方が一緒に来てくださるというのは、卒業生と企業との関係の良さが表れていますね。訓練校にいた頃と、現場で鍛えられた後とでは、作るものも変わってくるものでしょうか。
もう全然違いますね。手際が違いますし、鍛えられてるなって感じがします。
それはもう、うちで基礎をやったからこそ、そのベースの上に積み上がってるんだと私は思ってるんですけどね。
花屋の技術を世の中に広めたい〜一番古い学校が伝えたいこと
最後に、この記事を読まれる方に向けて、改めてお伝えしたいことがあれば伺えればと思います。
伝えたいことは、やっぱり一番古い学校として、生花を使って実践的な授業を行っていること、ですね。
今日お話を伺って、世の中のお花屋さんはみんなプロなのだと感じました。これからはそういう目線でお店を見ることになりそうです。
そう見ていただけると。なかなかそういう認識が世の中にないみたいで、お花屋さんの技術職っていうのがあんまり皆さん分かってないみたいなんで。
その辺を本当は広めていきたいなって思います。
エイムフローラルデザインスクールの学校詳細
要項
| 対応職種 | フラワー業界(店舗・葬儀・ウエディング等) |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県松戸市 |
| 定員 | 20名 |
| 訓練期間 | 5か月間 |
| 訓練時間帯 | 9時~15時30分 |
| 受講形式 | 通学 |
| 受講費用 | テキスト代のみ |
| 受講生に対する支援 | 受講手当、給付金、交通費補助、家賃補助(該当者に対して) |
カリキュラム詳細
訓練カリキュラムの概要
フローリストとして必要な知識・技能の習得
提供しているコース・訓練内容
基礎から学べるフローリスト養成科
取得可能な資格
フラワーデザイナ資格検定試験3級、装飾技能士3級、
アシスタントウエディング検定試験
実習の有無
職場体験
他の訓練校と比較した強み
15年間の長きに渡り、職業訓練校を運営しています。多くの受講生が花業界に就職しています。
実技では生花を使用し、実践的な授業を行います。
教育方針・カリキュラム作成の方針
実技では生花を使用し、実践的なカリキュラムで就職先で役立つ内容を教えています。
PRポイント
15年に渡る職業訓練の実績に基づいた実践教育。4店舗運営から得る情報提供。
受講を検討している人へのメッセージ
人生の1/31の時間は仕事の時間です。
幸せな人生を送るために、やりたい事を仕事にしてはいかがですか。花は人を幸せにする仕事です。
実績
| 過去の受講生の属性 | 18才~60才以上まで様々。男性もいます。前職は事務、保育士、看護師等 |
|---|---|
| 企業との連携の有無 | 有り |
| 連携している企業・業界 | 花業界 |
| 求職者支援の有無 | 有り |
| 受講後の進路 | 花業界 |
キャンパス
| 所在地 | 〒270-0034 千葉県松戸市新松戸4丁目236−1 田中ビル 2F |
|---|---|
| 設立年 | 平成13年 |
| 電話番号 | 047-348-3330 (訓練校) 047-343-7800(本校) |
| メールアドレス | aim@aimfloral.com |
| 学校HP | https://www.aimfloral.com/ |

